vol.6は、母子クライマー中川家のお二人です。クライミング歴は1年ちょっと。今も週5~6日仲良く登りに来てくれています。毎回必ず二人して懸垂+ぶら下がりで追い込むことをルーチンに日々それぞれの上を目指して頑張っておられます。「登ること」が日常になってから登りのスキルをもちろんですが、表情や体格もみるみる変わっていくお二人。そんなお二人が気になってしょーがないっ!ってことで今回インタビューをお願い致しました。

ボルダリングってめちゃ楽しい!

グッぼるに来たのは2019年3月ごろ。初めは息子さんの雄心くん1人で体験。楽しそうに登る雄心くんに吊られてお母さんの千佳子さんもいつの間にか登るように。ボルダリング初挑戦の日、雄心くんは純粋に「めちゃ楽しい!こんなスポーツがあったなんて!」とすぐにボルダリングが好きになったそうです。
雄心くんは小さい頃から体を動かすことが大好きで、小1からスポ少(野球)へ入会。小4でピッチャーとしてほぼレギュラーに抜擢されました。更にサッカーも水泳も並行して習っていたこともある程。そんな雄心くんですが、好きなはずの野球がいつしか楽しくなくなってしまったそうです。野球はチームプレイ。試合のたびにピッチャーというポジションのプレッシャーに押しつぶされそうになり、野球を心から楽しむ気持ちがなくなっていってしまいました。勝っても嬉しいというよりはホッとするだけで、負ければ申し訳ない気持ちでいっぱいになり気が滅入る。そんな悩める雄心くんを見ていたお母さんは、純粋に体を自由に動かすだけのスポーツで気晴らししてみては?と思い、すでにグッぼるキッズで頑張っていた同級生のT君のお話を聞き「よし、グッぼるに行ってみよう!」となったそうです。
お母さんの千佳子さんも雄心くん同様子供の頃からスポーツがとても得意だったそうで、学生時代は陸上を頑張っておられたそう。しかも千佳子さんは大の負けず嫌い。雄心くんが登れず四苦八苦している姿を見ているうちに「クライミングってそんなに難しいの?私もやってみたい!」と負けず嫌いに火がつき始めました。実際やってみると、熟練クライマーさん達のようにスルスル登れない。大抵のスポーツはそれなりにこなせるのに、なんで?どうして?悔しい!そうして千佳子さんの負けず嫌いの炎はメラメラと大きく燃え上がっていきました。

シンプルな「悔しい!」=楽しい

「登ること」が日常になった変化について聞いてみました。
雄心くんは、これまでやってきた団体スポーツでは感じたことのない「悔しさ」を抱くようになったそうです。自分の実力の外にあるプレッシャーに翻弄されず心の芯から突き上がってくるシンプルな「悔しさ」。そしてその真っ直ぐな悔しさをバネに「もっと上手になりたい」と努力する過程がとても楽しいそうです。自分で課題を選び向き合い努力する。当たり前の事ですが、子供たちには難しいことです。そして出来ないmoveが出来る様になるにつれ自分自身にも自信が持てる様になってきたそうです。
時々、moveの組み立てはできたけど、スタートからゴールまで通してやると中々完登できない、という課題にぶち当たり、苛立ちと悔しさで泣けてしまう日もある雄心くん。半年前くらいまではお母さんにハグされたりなだめられたりして気持ちを落ち着かせていましたが、今では毎回黙々と登れるまでトライし続け、そんな雄心くんをお母さんも見守るように応援されている姿をよく見かけるようになりました。何度も小さな達成感を積み重ね「頑張るその先には何かがあるはず!」と自分を支える心が強くなった雄心くん。頼もしいですね。

本気でやると痩せることも普通にできた!

お母さんの千佳子さんは、まず体重!だそうです。この1年で何と5~6kg減!これまでやってきた、「食事制限の減量目的だけのダイエット」は長続きしなかったが、「登りたい!強くなりたい」という減量以外の大きな目的ができたことによって、自然と努力が続けられるようです。食べることが大好きだけれど、その食べることへの執着心が登りたいという欲求にシフトし少なくなったそうです。登る時間(週5日×2~3h)を確保するため必然的に時間を有効に使える様になったとか。また、お仕事での疲れやストレスを抱え込まなくなったとも仰っています。モヤモヤと気分が重い日も課題に向き合っているうちに、帰る頃にはそのモヤモヤが晴れ気分が軽ーくなっていることが多いそうです。

やはりこの1年ちょっとの間に、小さな達成感の積み重ねがお二人に様々な変化をもたらしてくれているのは間違いないようです。

今後のクライマーになるための野望

週5日でグッぼる通いを続けるお二人に、今後の目標やなりたいイメージを聞いてみました。
雄心くんは、

将来、チームAUに入りたい!その為には、もっともっとめちゃくちゃ強くならなくていけないので、もっともっと沢山登って、トレーニングも沢山頑張る!

と話してくれました。千佳子さんは、

ゆっくりでも些細な事でもとにかく「前出来なかった事ができる様になったなー」という感触を持ちながら進歩し続けたい。その為に努力し続けたい。

とおっしゃています。
今後はリードや岩、出来るだけ枠を決めずに二人でチャレンジしていきたい!とも。仲良しのお二人は今日も変わり番子に懸垂を頑張っていました。