登りのSNS投稿に思う。承認欲求の先にあるもの
ボルダリングのSNS投稿を見ていると、「すごい!」「かっこいい!」と感じる一方で、「承認欲求強すぎ?」と冷めた目で見てしまうこと、ありませんか?
ボルダリングのSNS投稿に隠された心理をさらに深掘り。特に、自然の岩壁への挑戦を通して見えてくる、承認欲求の先にあるものを探ってみました。
なぜ、人はボルダリングの成果をSNSに投稿するのか?
「いいね」が欲しい、ただそれだけ?
もちろん、難しい課題をクリアした達成感や、華麗なムーブを見せたい気持ちは、誰にでもある自然な感情です。承認欲求は、投稿の大きな動機の一つと言えるでしょう。
しかし、ボルダリングのSNS投稿は、もっと奥深い意味を持っているようです。
自分自身との対話:記録としてのSNS投稿
ボルダリングでは、グレードが上がったり、できなかったムーブができるようになったりと、自身の成長を客観的に感じることができます。
SNSは、その努力の軌跡を記録し、振り返るための「日記」のような役割を果たします。
「今日はこの課題を登れた!」
「新しいジムで、初めての課題に挑戦!」
写真や動画と共に記録することで、モチベーションを維持し、未来の自分に向けてエールを送ることもできます。
これは、他者からの承認を求めるというより、自分自身と向き合うための行為と言えるでしょう。
ジム vs 自然の岩壁:記録の意味合いの違い
ジムの壁と、自然の岩壁。
どちらもボルダリングを楽しむ場所ですが、SNS投稿の意味合いには、微妙な違いがあるように感じます。
ジムの課題は人工的に作られたものですが、自然の岩壁は、まさに地球が作り出した芸術作品。
風雨に削られた岩肌、そこに刻まれた無数のホールド。
その雄大なスケールと、自然が織りなす造形美は、人工物では決して再現できません。
そして、自然の岩壁に挑むということは、整備されたジムの環境とは全く異なる挑戦を意味します。
落石や滑落の危険、刻々と変化する天候、野生動物との遭遇…。
だからこそ、自然の岩壁を登り切ったという記録は、単なる達成感を超えた、深い感動と畏敬の念を呼び起こします。
そして、その経験を写真や動画で残し、SNSで共有したいという気持ちは、自然への畏敬の念や、冒険心、自己超越といった、より高次な欲求に基づいていると言えるのではないでしょうか。
自己表現の手段としてのSNS
ボルダリングは、単なるスポーツではありません。
力強いムーブ、しなやかな身のこなし、個性的なスタイル…。
SNSを通じて、自分のボルダリングを表現し、共感してくれる仲間と繋がることができます。
承認欲求との付き合い方
承認欲求自体は、決して悪いものではありません。
しかし、SNSの反応に一喜一憂しすぎると、ボルダリング本来の楽しみを見失ってしまう可能性も。
大切なのは、自分自身の成長を楽しむこと、そして、ボルダリングという素晴らしいアクティビティを通して、自然と向き合い、自己表現をすることではないでしょうか。
SNSとの距離感を意識しながら、ボルダリングライフを充実させていきましょう!


